お菓子作りに最適なオーブンレンジ選びのコツ!
こんにちは「たけまるスイーツラボ」研究員のたけまるです。
ふわふわのスポンジケーキを目指して、生地作りに全力を注いできた皆さん。でも、最後の仕上げである「焼成」でうまくいかない…そんな経験はありませんか?
実は、私もそうでした。何度作っても焼きムラができたり、中まで火が通らなかったり…。自分の腕が悪いんだと疑っていましたが、ある日、オーブンメーターで庫内温度を測ってみてびっくり! 180℃に設定しているのに、実際は150℃までしか上がっていなかったんです。
「まさか、原因はオーブンだったのか!」と衝撃を受け、妻と「どうせならお菓子作りに特化した最高の一台を探そう!」と、リサーチを始めました。
この記事では、そんな私が運命のオーブンレンジに出会うまでの道のりと、お菓子作りを心から楽しむためのオーブン選びのコツをすべてお伝えします。
主要三メーカーの特徴を徹底比較
まずは、日本の主要3メーカーのオーブンレンジを、お菓子作りの観点から見ていきましょう。
1.東芝 (TOSHIBA):石窯ドーム
【お菓子作りのプロも愛用する高火力】
- 強み: 最高温度350℃という圧倒的な高火力と、ドーム型の庫内による熱の均一性が最大の特徴です。パンやシフォンケーキなど、高温で一気に膨らませたい生地に最適。予熱時間も短いので、すぐに調理を始められます。
- こんな人におすすめ: パンやお菓子作りを本格的に楽しみたい人。

2.パナソニック (Panasonic):ビストロ
「レンジ機能の精度と便利な時短調理」
- 強み: 高精度のセンサーによる加熱ムラの少なさが魅力。お菓子作りだけでなく、日々の料理でレンジ機能をよく使う人にぴったりです。ワンボウルで手軽に作れるメニューも豊富で、忙しい毎日の強い味方になります。
- こんな人におすすめ: お菓子作りも日々の料理も、どちらも手軽に済ませたい人。
3.シャープ (SHARP):ヘルシオ
「ヘルシー志向と多機能調理」
- 強み: **「過熱水蒸気」**をメインに調理するため、食材の余分な脂分や塩分を落としながらヘルシーに仕上げます。お菓子作りでは、しっとりなめらかなプリンや蒸しパンが得意です。
- こんな人におすすめ: 健康を意識した調理や、様々な料理にチャレンジしたい人。
本格的なお菓子作りのためのオーブン選び3つのポイント
私が数あるオーブンの中から、これぞ!と決める決め手となったのが、以下の3つのポイントです。
1.最高温度
パンやパイのように、しっかり焼き色をつけたいレシピには250℃以上、できれば300℃以上まで設定できる機種がおすすめです。
2.熱の均一性
庫内全体の温度が均一だと、焼きムラができず、ケーキがきれいに膨らみます。「ドーム型」の庫内は、この熱の循環に優れています。
3.庫内の広さ
一度にたくさん焼きたいときは、2段調理ができる30L以上の容量があると便利です。特に、お菓子作りを趣味にするなら、この広さは必須です。
お菓子・パン作りにおすすめのオーブン比較表(最上位モデルで比較)
メーカー | 東芝(TOSHIBA) | PANASONIC | SHARP |
主要シリーズ | 石窯ドーム | ビストロ | ヘルシオ |
最高温度 | 350℃ | 300℃ | 300℃ |
最低温度 | 100℃ | 70℃ | 65℃ |
予熱機能 | 高速予熱機能あり | 高速予熱機能あり | 高速予熱機能あり |
発酵機能 | スチーム発酵あり | スチーム発酵あり | スチーム・発酵機能あり |
扉の開閉 | 縦開き | 縦開き | 縦開き |
庫内構造 | ドーム型庫内 | フラット庫内 | フラット庫内 |
特徴 | 高火力とドーム構造による熱対流。 | レンジ機能に強み。 弯ボウル調理が便利。 | 加熱水蒸気によるヘルシー料理。まかせて調理が便利。 |
3社のオーブンレンジ外形寸法比較
メーカー | 主要シリーズ | 横幅(mm) | 奥行き(mm) | 高さ(mm) |
東芝 | 石窯ドーム | 498 | 399 | 396 |
PANASONIC | ビストロ | 494 | 435 | 370 |
SHARP | ヘルシオ | 490 | 430 | 420 |
見落としがちな落とし穴!「設置スペース」の確認
さて、スペックや機能で「これだ!」という一台が見つかったとしても、最後に絶対に確認してほしいことがあります。
それは、「設置スペース」です。
せっかく見つけた理想のオーブンレンジが、いざ家に置こうとしたら入らなかった…なんて悲劇は避けたいですよね。
主要3社の外形寸法を比較してみましょう。
- 東芝「石窯ドーム」は、奥行きが400mmを切るモデルが多く、他社と比べてコンパクトなのが特徴。キッチンカウンターの奥行きが限られている場合に有利です。
- シャープ「ヘルシオ」は、高さがあるモデルが多い傾向にあります。これは、独自の過熱水蒸気機能を搭載しているためです。
- 3社とも横幅は500mm前後で、大きな差はありません。
これらの寸法は、あくまで本体のサイズです。実際には、放熱のために上部・側面・後方にスペースを空ける必要があります。
製品の取扱説明書や公式ウェブサイトで「必要設置スペース」を必ず確認し、メジャー片手にご自宅のキッチンの寸法を測ってからお店に行くことを強くお勧めします。
このひと手間が、後悔のない買い物を実現する一番の近道です。
たけまるの結論!お菓子作りのためのオーブンは「石窯ドーム」一択!
これらのポイントを踏まえ、僕が最終的に選んだのが東芝の「石窯ドーム」です。
高火力、庫内の均一な熱、そしてコンパクトさ。
この3つの条件をすべて満たしているからです。特に、奥行きが他社に比べてコンパクトなのが、限られたキッチンスペースでは大きなメリットになりました。
後日、初めて通ったお菓子教室のパティシエさんも「家では石窯ドームを使ってるよ」と聞いて、自分の選択が間違っていなかったと確信しました。
「もう少しいい道具で、お菓子作りをもっと楽しみたい」
そう考えているあなたに、自信を持っておすすめします。ぜひ、店頭で実物を見て、あなたにぴったりの一台を見つけてください!
それでは、また次回のブログで。

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