【焦げ付かない】本格!濃厚カスタードクリームの作り方と3つのコツ 

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【焦げ付かない】本格!濃厚カスタードクリームの作り方と3つのコツ

こんにちは!「たけまるスイーツラボ」研究員のたけまるです。

皆さん、カスタードクリームはお好きですか? 最近はレンジで手軽に作れるレシピも多いですよね。でも、「なんか生臭い…」「粉っぽい…」「安っぽい味になる…」と、満足できない方も多いのではないでしょうか。

僕も以前は、鍋でカスタードを炊くと焦げ付いてしまったり、ダマになったりして、何度も失敗しました。

しかし、ある3つのポイントを押さえてからは、驚くほどなめらかで濃厚な、まるでプロが作ったようなカスタードクリームが作れるようになったんです。

今回は、片手鍋で炊くカスタードクリームの「失敗しないための科学的なコツ」を、徹底的に解説します。この記事を読めば、あなたのカスタード作りの常識が変わるはずです。

カスタードクリーム作りで良くある失敗

まずは、カスタード作りでぶつかりがちな壁を一緒に見ていきましょう。

1.ダマができる

卵黄と砂糖の混ぜ方が不十分だったり、粉がしっかり糊化(こか)する前に火から下ろしてしまうことが原因です。

2.焦げ付く

鍋の厚みが薄い、火加減が強すぎる、混ぜ方が不十分など、主に火加減や道具が原因です。

3.分離する・粉っぽい

加熱しすぎたり、逆に粉にしっかり火が通っていなかったりすると、なめらかさが失われます。

4.生臭い

卵に十分な熱が入っていないと、特有の生臭さが残ってしまいます。

これらの失敗は、ある共通の原因が潜んでいます。それは、「火加減と道具」です。

誰でも絶対成功する!3つの「たけまる式」カスタードのコツ

ここからは、僕がカスタードを完璧に「炊き上げる」ために見つけた、絶対に失敗しない3つのポイントをご紹介します。

ポイント1:厚手の鍋を用意する

カスタード作りの成否は、鍋で8割決まると言っても過言ではありません。

  • なぜ厚手がいいの?:鍋底が厚いと、熱が均一に伝わり、焦げ付きにくくなります。テフロン加工やアルミ製の薄い鍋は、熱が集中しやすく焦げ付きやすいので避けましょう。
  • おすすめはIKEAのステンレス鍋:プロが使うような高価な鍋でなくても大丈夫です。僕はIKEAのステンレススチール製の鍋を使っています。安価なのに鍋底が厚く、ホイッパーで強く混ぜても傷つかないので、カスタード作りには最適です。

ポイント2:火加減は「中火~強火」、弱火はNG!

「焦げ付きが怖いから…」と弱火でじっくり火にかけていませんか? それは間違いです!弱火だと卵に火が通らず、生臭さが残ってしまいます。

  • 正しい火加減: 中火〜強火で一気に加熱し、「マグマのようにボコッ、ボコッ」と煮立たせるのがポイントです。
  • なぜ強い火がいいの?: 卵は60℃で固まり始めますが、カスタードをなめらかにするための粉は80℃以上にならないと糊化しないからです。強火で一気に80℃まで温度を上げることで、卵が固まる前に粉がとろみを生み出し、ダマを防ぎます。

ポイント3:休憩を挟んで、しっかりと「炊く」

「マグマ」の状態を長時間続けると、焦げ付いてしまいますよね。そこで、「加熱と休憩」を繰り返すのが、最高のカスタードを作るコツです。

  1. 加熱:生地が「マグマのようにボコッボコッ」と沸騰するまで中火~強火で加熱します。
  2. 休憩ホイッパーですくってもすぐに切れるくらいの固さになったら、一度火から下ろします。火から下ろしても混ぜる手は止めないでください。
  3. 再加熱:少し冷めたら、再び火にかけて加熱します。

この作業を2〜3回繰り返すことで、しっかりと水分が飛び、濃厚でなめらかなカスタードクリームが完成します。まずは2回までで試してみてください。もし次に作るとき、もう少し濃厚にしたいなと思ったら、3回にしてみたらいかがでしょう。


仕上げと保存のコツ

  • 余熱も徹底的に: 火を止めた後も、しばらくホイッパーで混ぜ続け、余熱でダマになるのを防ぎましょう。
  • 乾燥を防ぐ: 粗熱が取れたら、バットに入れて表面に密着ラップをしてください。空気に触れると乾燥して固くなる原因になります。
  • しっかり冷やす: 密着ラップをしたまま冷蔵庫で最低3時間冷やすと、味が馴染んでさらにおいしくなります。

まとめ

カスタードクリーム作りは、単に混ぜるだけでなく、「炊く」という意識を持つことが成功の鍵です。

厚手の鍋正しい火加減を意識するだけで、あなたのカスタードクリームは劇的に変わります。ぜひ、家庭でプロのような本格的な味を体験してみてください。

次回の記事では、カスタードと生クリームの配合について、公開予定です。お楽しみに!

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